「NO SMOKING」佐渡岳利
男が憧れる男がいる。こんな男になりたいという憧れだ。いつの頃からか、私の憧れの人は、まずは役者の原田芳雄だった。「祭りの準備」「竜馬暗殺」の原田芳雄がカッコよかった。それに彼の歌声も好きだった。役者仲間の兄貴分的な存在。残念ながら、仕事で会うことも叶わず、亡くなってしまった。もう一人は、イラストレーター、漫画家、エッセイスト・作家でもあるの安西水丸だ。村上春樹の本のイラストをはじめ、あの独特の絵は大好きだった。漫画も結構読んだし、小説も読んだ。風貌や生き方がカッコよかった。水丸氏も亡くなってしまった。
2人が死んでしまったけれど、まだ生きている憧れの人、3人目が細野晴臣だ。彼の音楽・風貌・声・考え方・キャラクター、すべてが好きだ。あの飄々としたお気楽な楽しそうな感じ。トロピカルダンディ。人生すべてが遊びのように楽しんでいる。つまらないことに囚われない自由さ。ゆとりがあって、お茶目で、風来坊で、放浪的で、地球規模で越境する感性の伸びやかさ。
高校生ぐらいのときに聴いた「トロピカル・ダンディ」「泰安洋行」あたりが同時代だった。それからさかのぼって、ティンパン・アレー、はっぴいえんどと、夢中になっていろいろ聴いた。なかでも細野さんの音楽が気持ちよくて優しくて、大好きだった。
「ろかばいまいべいびい」「恋は桃色」「風をあつめて」「三時の子守唄」「絹街道」「北京ダッグ」。映画音楽の劇伴の傑作も多い。アニメ「銀河鉄道の夜」の音楽が珠玉の名曲ばかりだ。歌謡曲の楽曲の提供も多い。「天国のキッス」「風の谷のナウシカ」。YMO時代が有名だが、世界の民族音楽を集めたシリーズもあり、日本だけにとどまらない普遍性が今も海外で受けている理由だろう。陽気で軽快なブギウギ。音楽がとにかく好きなのだ。
だからこのドキュメンタリーは、細野さんの音楽が次々と聴けて、細野さんの姿を楽しみながら、彼の人生を少し知り、相変わらずのお茶目なダンスや歩き方にホッコリする。男も女も細野さんに夢中だ。それだけの魅力がある人だと思う。
また彼の音楽を生で聴きたい。札幌でコンサートないかなぁ~。
ドキュメンタリーのレビューになっていないが、細野晴臣が出てればそれでいいのだ。なにも文句のない☆5つである。
2019年製作/96分/G/日本
配給:日活
監督:佐渡岳利
プロデューサー:飯田雅裕
音楽:細野晴臣
ナレーション:星野源
キャスト:細野晴臣、ヴァン・ダイク・パークス、小山田圭吾、坂本龍一、高橋幸宏、マック・デマルコ、水原希子、水原佑果、星野源、
宮沢りえ
☆☆☆☆☆5
(ノ)
2人が死んでしまったけれど、まだ生きている憧れの人、3人目が細野晴臣だ。彼の音楽・風貌・声・考え方・キャラクター、すべてが好きだ。あの飄々としたお気楽な楽しそうな感じ。トロピカルダンディ。人生すべてが遊びのように楽しんでいる。つまらないことに囚われない自由さ。ゆとりがあって、お茶目で、風来坊で、放浪的で、地球規模で越境する感性の伸びやかさ。
高校生ぐらいのときに聴いた「トロピカル・ダンディ」「泰安洋行」あたりが同時代だった。それからさかのぼって、ティンパン・アレー、はっぴいえんどと、夢中になっていろいろ聴いた。なかでも細野さんの音楽が気持ちよくて優しくて、大好きだった。
「ろかばいまいべいびい」「恋は桃色」「風をあつめて」「三時の子守唄」「絹街道」「北京ダッグ」。映画音楽の劇伴の傑作も多い。アニメ「銀河鉄道の夜」の音楽が珠玉の名曲ばかりだ。歌謡曲の楽曲の提供も多い。「天国のキッス」「風の谷のナウシカ」。YMO時代が有名だが、世界の民族音楽を集めたシリーズもあり、日本だけにとどまらない普遍性が今も海外で受けている理由だろう。陽気で軽快なブギウギ。音楽がとにかく好きなのだ。
だからこのドキュメンタリーは、細野さんの音楽が次々と聴けて、細野さんの姿を楽しみながら、彼の人生を少し知り、相変わらずのお茶目なダンスや歩き方にホッコリする。男も女も細野さんに夢中だ。それだけの魅力がある人だと思う。
また彼の音楽を生で聴きたい。札幌でコンサートないかなぁ~。
ドキュメンタリーのレビューになっていないが、細野晴臣が出てればそれでいいのだ。なにも文句のない☆5つである。
2019年製作/96分/G/日本
配給:日活
監督:佐渡岳利
プロデューサー:飯田雅裕
音楽:細野晴臣
ナレーション:星野源
キャスト:細野晴臣、ヴァン・ダイク・パークス、小山田圭吾、坂本龍一、高橋幸宏、マック・デマルコ、水原希子、水原佑果、星野源、
宮沢りえ
☆☆☆☆☆5
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