「ジェリー・フィッシュ」

ちょっとイメージしていた映画と違う感じでした。
決して 心温まる映画ではないと思うけど。
「ひとりひとりに、天使がいる」というコピーは
わかるけれど、「孤独な天使」という感じか・・・。
チラシのかわいい天使のような子供のイメージや
「カンヌがやさしい感動に包まれた」とかの言葉に
ひっぱられて見ると、違和感があるかもしれません。

でもとても詩的な映画です。ただとても寂しい、あまり
現実がうまくいっていない人たちばかりが登場します。

幼い頃の親子関係の寂しさの投影ともいえる小さな浮き輪の女の子…その女の子を追いかけて、子供のころの海辺のアイスクリーム屋おじさんに出会えます。部屋は水であふれ、まるで海のようになり、その哀しみの海を漂うように、ふわふわとジェリー・フィッシュのような存在ということか。失われた親子の愛。。。母も父も彼女を迎えには来ない。。。彼女は、哀しみの海を漂い続け、叶えられなかった希望のアイスクリーム屋のおじさんと会えたのが、希望なのか。。。

新婚夫婦のすれ違いを見知らぬ女性の死(ビンの中の船)が埋め合わせ、親子のすれ違いを言葉の通じないフィリピーナの介護ヘルパーが埋めあわせ、おもちゃの帆船に親子の希望が託される。
帆船の帆は、風に揺れることはあるのだろうか?
それともいつまでもビンの中なのか。。。

イスラエルは、アジアからの出稼ぎ労働者も多いのですね。ロシアとかドイツとか様々な国からユダヤ人が集まっていて、いろんな言語が飛び交う複雑な国家なのですね。

年度: 2007
国: イスラエル=フランス
公開日: 2008/3/15
誰だって愛されたい、だからそばにいて

☆☆☆3
(シ)
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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

tag : 人生

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

Author:Yasuo K  ( ヒデヨシ)
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映画にまつわる雑文です。
2006年からの映画レビュー。
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