「チェチェンへ アレクサンドラの旅」アレクサンドル・ソクーロフ

チェチェンヘ

こりゃなんだ!ソクーロフ監督の戦争映画。
いや戦争の最前線にいる人々の映画だ。

物語は特に何も起きない。孫を訪ねてチェチェン紛争の最前戦におばぁちゃんが行って、帰ってくるだけのお話である。
戦闘シーンは一つもない。
体調が悪かったこともあって、正直途中で眠ってしまいました。
だから、あまり映画を語る資格はありません。

ドキュメンタリーのような作りだが、ちゃんとした役者が台詞で演じている映画だ。でも、そこには戦争の生々しい現実が見えてくる。本当に最前線で撮影したのだという。若くてまだあどけない青年たちの顔。駐留している空気がリアルだ。そんな殺伐とした最前線で、兵士たちがおばぁちゃんと接するときは、みんな優しい顔になる。孫だけではなく、この老婆は誰にとってもおばぁちゃんなのだ。それは、地元の市場のチェチェン人の人たちと触れ合うシーンでも同じだ。戦争なのに、日常みたいな断面。なぜ戦っているのかよく分からない人と人。

孫の兵士が老婆の髪を三つ編みにするシーンは、なんとも美しい。死を間近に控えた者たちが一瞬の心の通わせあう。やがて、あわただしく孫たち兵士は更なる前線へ移動して行き、老婆は帰ることにことにする。

武器を使い、人を殺す兵士たちの誰もが、敵も味方も双方とも、一人の人間に過ぎないことが、見えてくる。

映画館でも眠くなってしまったので、DVDだと厳しいだろうなぁ。体調万全と整えて、映画館で観ることをオススメします。

☆☆☆3
(チ)
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ジャンル : 映画

tag : 戦争

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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