「七待夜」河瀬直美

河瀬直美監督は、カンヌで『萌の朱雀』で新人監督賞を獲った人です。
『殯の森』は、どうも気が重くてまだ観ていないのですが、今回この映画を観ていて、この人は<森の深さ>みたいなものに魅せられているのだろうなぁと思った。この映画もまた、ストーリー的にはとても見づらい映画です。長谷川京子が、いきなりタイの森の中の家に連れてこられて、マッサージをされたり、マッサージの修行をしているゲイのフランス人と軍隊で負傷したタイのタクシー運転手と日本人との間に子供を産んだタイの元娼婦とその子供と祖母たちと同居する七日間のお話です。

言葉が通じない人たちがタイの森の中で、過ごすだけの物語です。私は長谷川京子という女優さんには、全く興味がわかなかったのですが、この映画は体当たりで頑張っていました。タンクトップで胸を強調する服で、肌を露出させながら、戸惑う弱い日本女性を演じています。
しかし、この映画の主役は「森」です。タイの湿度と風に揺れる木々の葉のざわめき、スコールのような雨(フランス語でla pluieプリュイ)が降る森であり、水がたゆたう川の流れる森です。この映画から、その濃密な空気や豊穣な豊かさが感じられただけで、僕はうれしかったのでした。

年度: 2008
国: 日本
公開日: 2008/11/1
タイ古式マッサージを通して癒されながら、新しい自分に出会う物語

☆☆☆3
(ナ)
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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