「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」

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① アキ・カウリスマキ「結婚は10分で決める」
② ビクトル・エリセ「ライフライン」
③ ヴェルナー・ヘルツォーク「失われた1万年」
④ ジム・ジャームッシュ「女優のブレイクタイム」
⑤ ヴィム・ヴェンダース「トローナからの12マイル」
⑥ スパイク・リー「ゴアVSブッシュ」
⑦ チェン・カイコー「夢幻百花」

7人の監督による時間をテーマにした10分のショートオムニバス映画。
錚々たる監督たちによる競作。もうひとつの8本のシリーズと合わせて15人が監督したらしい。
よくこれだけの監督をそろえたものだ。

カウリスマキは、いつもの常連役者たちの列車の乗り込む男と女の話。カウリスマキらしい映像の色調。「祖国がまだあるかどうか、見てるんだ」  クッ~~~!

ビクトル・エリセは、白黒の映像が美しい。赤ちゃんの服ににじみ広がっていく血の沁み。誕生と死。時計、刻むリズム、それぞれの生活がモンタージュされていく。

ヘルツォークは、未開の原住民が一瞬のうちに時間を飛び越えてしまう悲劇のドキュメンタリー。時間への問いは深い。

ジャームッシュは、女優の休憩タイムのリアルな10分間を描いた。恋人からの電話にメイクや音声や食事など次々と邪魔が入る。同時にいろんなことが起きるあわただしい10分間。

ヴェンダースは、お得意のロードムービー。誤ってドラッグを多量に飲んでしまった男が、眩暈と幻覚の中での運転。病院にたどり着くまでの死の淵での10分間。

スパイク・リーはゴアVSブッシュのアメリカ大統領選の10分間。インタビューをテンポよくつないだ作品。

チェン・カイコーは、引っ越しを題材に中国の昔話のような幻想的な作品。これなかなか良かったです。

いずれも各監督らしい作りで、ニンマリ。やや物足りない感じもしますが、それぞれの監督の作風を短いながらも堪能できます。

Ten Minutes Older
2002年、ドイツ・イギリス

☆☆☆3
(テ)
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テーマ : DVD
ジャンル : 映画

tag : オムニバス

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

Author:Yasuo K  ( ヒデヨシ)
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