「パンチドランク・ラブ」ポール・トーマス・アンダーソン

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まったく奇妙な映画だ。ポール・トーマス・アンダーソンはやはり一筋縄ではいかない。ブルーを基調としたイメージの事務所、そしてブルーのスーツを着た男(アダム・サンドラー)。そして突然の音とともに車が横転。さらに道路に置き捨てられるオルガン。そして、マイレージをプリンで貯めるエピソード。さらにやたらに男に積極的な赤い服の女(エミリー・ワトソン)の登場。彼女がなぜ彼に惹かれたのか、何一つ説明されない。切り捨てられたバラバラなエピソード。説明も種明かしも全くなしの宙ぶらりのまま。テレフォンクラブに電話したばかりに、つきまとわれ、金を奪われ、理不尽な暴力にさらされる。この青いスーツの男は、これまた変な姉たちにゲイ呼ばわりされて、突然キレる精神的に不安定な人間。

すべてが宙ぶらりんの羅列。ストーリーに何一つ必然性もドラマ性もない。すべてが奇妙で突然だ。まるで、一目ぼれ=パンチドランク・ラブのように。音も物語も恋もすべて、嵐のように突発的だ。

原題:Punch-Drunk Love
監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
製作:ジョアン・セラー、ポール・トーマス・アンダーソン、ダニエル・ルピ
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジョン・ブライオン
キャスト:アダム・サンドラー、エミリー・ワトソン、ルイス・ガスマン、フィリップ・シーモア・ホフマン、メアリー・リン・ライスカブ
製作国:2002年アメリカ映画

☆☆☆☆4
(ハ)
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テーマ : アメリカ映画
ジャンル : 映画

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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