「ウディ・アレンの夢と犯罪」ウディ・アレン

わざわざ感想を書くほどの映画でもない。ウディ・アレンの映画と言っても全然面白くないのだ。「マッチポイント」「タロットカード殺人事件」に続くウッディ・アレン監督のロンドン3部作の最終章だそうでが、残念ながらこの2作とも観ていない。ウディ・アレンはサスペンスよりも恋物語のほうがやっぱり似合うのか。

ヨット映画として思い出すのが、完全犯罪を試みたアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」だろうか。サインの練習をしていたアラン・ドロンを思い出す。白黒映画だが、ロマン・ポランスキーの「水の中のナイフ」もヨットの密室での息詰まるサスペンスで僕は大好きだ。藤田敏八の「八月の濡れた砂」も若者たちの鬱屈の暴走がヨットが使われ描かれた。ジャック・ロジエの「オルエットの方へ」でもヨットがスリリングに使われていたのも思い出す。

ヨットというのは、海の上の密室で、事件が起きやすいのだ。目撃者は誰もいない。ヨットの上にいる人だけしか知らない太陽の下の洋上の密室。何か事件が起きそうで、ヒヤヒヤするのだ。

性格の違う兄弟の物語。ホテル投資で一発当てようとしている上昇志向の強い野心家の兄(ユアン・マクレガー)は、二枚目で美人女優を彼女にしてもう成功することに夢中だ。そして酒とギャンブルで借金を背負い込む気弱な弟(コリン・ファレル)は、冴えない男で犯罪後に罪の意識に苛まれて苦しむ。そんな対照的な兄弟と夢と犯罪の物語。原題の「カサンドラ・ドリーム」とは事件が起きる不吉な船の名前。

まぁ、金とギャンブルと恋と成功と殺人と罪と罰。そんな道具立ての映画だが、兄の恋人のミューズ、アンジェラ(ヘイリー・アトウェル)の魅力も今ひとつ伝わらず、サスペンスも人間模様もどれもが中途半端で面白くない。


原題: Cassandra's Dream
製作国: 2007年イギリス映画
監督・脚本: ウッディ・アレン
撮影: ビルモス・ジグモンド
美術: マリア・ジャコビク
編集: アリサ・レプセルター
音楽: フィリップ・グラス
キャスト: ユアン・マクレガー、コリン・ファレル、ヘイリー・アトウェル、サリー・ホーキンス、トム・ウィルキンソン、フィリップ・デイビス、ジョン・ベンフィールド、クレア・ヒギンズ

☆☆☆3
(ウ)
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テーマ : TVで見た映画
ジャンル : 映画

tag : サスペンス

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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