「ドライヴ」ニコラス・ウィンディング・レフン

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デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督。2011年・第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した作品。「きみに読む物語」「ブルーバレンタイン」のライアン・ゴズリング主演で、ストイックなヒーローを演じている。昼はハリウッド映画のカースタントマンで自動車修理工、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバー。

ライアン・コズリングはあまり強そうではない。寡黙な職人肌の天才ドライバーなのだが、これがイザとなると結構強いのだ。銃で殺されそうになるところを、銃を奪って相手を殺しちゃうし、エレベーターの中でキスして相手を油断させておいて、振り向きざま相手を倒して顔を足で踏みつけてぐちゃぐちゃにもしちゃうのだ。爪楊枝をくわえているのは、カッコいいのだろうか?木枯らし紋次郎を思い出しちゃうけれど、寡黙なやさしいところと暴力的な激しいところのギャップが魅力。ライアン・コズリングのセクシーさがこの映画の中心だ。

そして、音楽を効果的に使いながらロマンチックな映画にしている。短い髪が似合う人妻役のキャリー・マリガンは可愛く魅力的。そして何よりもアクの強い脇役たちがいい。猿顔のヤクザのロン・パールマン、ナイフで簡単に殺しちゃうマフィァのアルバート・ブルックス、その殺されちゃうドライバーの雇い主、片足を引きずっているブライアン・クランストンもいい味出している。

役者たちがみんな魅力的で、ロマンチシズムと暴力と、ストイックで抑制された「静(性)」と疾走するスピード感の「動(アクション)」の対比が見事。演出がうまく、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の今後も注目だ。小品ながら楽しめる作品。




原題 Drive
製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 クロックワークス
上映時間 100分
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン
原作 ジェームズ・サリス
脚本 ホセイン・アミニ
キャスト:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティーナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、アルバート・ブルックス

☆☆☆☆4
(ト)
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