「きみに読む物語」ニック・カサヴェテス

きみ

ニック・カサベテスとは、アメリカ・インディペンデント映画の父、ジョン・カサヴェテスの息子であり、僕はショーン・ペン主演の『シーズ・ソー・ラブリー』という彼の初期作品が好きだ。この作品は、父のジョン・カサヴェテスが書き下ろした脚本だけあって、とても痛々しい過激なの映画になっていて素晴らしいのだが、ニック・カサヴェテスをそれなりに有名にした本作は、砂糖菓子のように甘い純映画だ。このあと白血病の姉と妹と母の家族の物語『私の中のあなた』もなかなか泣かせる映画で評判になった。ニック・カサヴェテスは、家族を描き続けている監督といえるだろう。
「私の中のあなた」レビュー

さて、監督の実の母のジーナ・ローランズも出ているこの作品。人気恋作家ニコラス・スパークス原作。認知症を患っている年老いた妻に夫が自分たちのかつての恋物語を語って聞かせるという構成になっている。映画のほとんどは若かりし頃の情熱的な二人の恋物語。労働者と裕福な家庭という家柄が違うというありがちな二人の設定での恋と別れ、そして再会。その恋物語を、何も思い出せなくなっている妻に聞かせているうちに、奇跡が起きるという出来過ぎのストーリー。まさにの寓話である。

光を巧みにとらえた川の映像、自然の美しさが心地よい。再会した二人がボートに乗り、水辺にいる圧倒的な数の鳥たち。そして雨。空をはばたく鳥が彼女のイメージになっている。レイチェル・マクアダムスの輝きに満ちた天然の明るさがいい。美しく感動的に撮っているけれど、出来過ぎの甘い甘い恋物語にややげんなり。


原題 The Notebook
製作年 2004年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ・ヒューマックス
監督:ニック・カサベテス
製作:マーク・ジョンソンリン・ハリス
製作総指揮:トビー・エメリッヒ、アブラム・ブッチ・カプラン
原作:ニコラス・スパークス
脚本:ジェレミー・レべン、ジャン・サーディ
撮影:ロベール・フレス
音楽:アーロン・ジグマン
キャスト:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョアン・アレン、ジェームズ・マースデン、サム・シェパード

☆☆☆3
(キ)
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ジャンル : 映画

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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