「月曜日のユカ」中平康

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加賀まりこがキュートでコケティッシュで小悪魔的な理解不能な女を演じている。加賀まりこが最も輝いていた頃の代表作だろう。監督は「狂った果実」の中平康である。映像は遊び心に溢れていて、ストップモーションや早回しなど映像技巧がふんだんに使われている。もちろん音の演出もなかなか面白い。お店の看板を撮りながらユカの噂話を延々と聴かせたり、楽しんで作っているのが伝わってくる作品だ。『約束』の斎藤耕一や倉本聰も脚本家に加わっているのには驚いた。

ユカのパトロン役に加藤武。さらにユカに夢中な青年に中尾彬(若い!)。お母さん役に北林谷栄。おばあちゃんじゃない北林谷栄は、かつて米兵相手に娼婦をやっていた設定。その娘のユカも母と同じように男を喜ばすことに真剣。誰とでも寝るのが、決してキスはしない。そして、それぞれの相手を喜ばそうと一生懸命な可さも持つ女。当時の小粋なフランス映画を真似したような作品。横浜の港町が映画の舞台設定とマッチしている。風俗映画として楽しめる。

お人形みたいに可かった加賀まりこの魅力をみんなで引き出そうとした幸福な作品に思える。


製作年 1964年
製作国 日本
配給 日活

監督 中平康
脚色 斎藤耕一 倉本聰
原作 安川実
企画 水の江瀧子
撮影 山崎善弘
美術 大鶴泰弘
音楽 黛敏郎
キャスト:加賀まりこ、北林谷栄、中尾彬、加藤武

☆☆☆3
(ケ)
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テーマ : TVで見た映画
ジャンル : 映画

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