「親密すぎるうちあけ話」パトリス・ル・コント

まぎれもないルコント映画です。
予告編を見たとき、精神科医の部屋と間違えて
そんなに自分の秘密をベラベラと喋るかよっ!って
設定の強引さに、どうかなっ?て思ってたけど、
さすがルコント、力技です。そんな無理な設定も
気にせず楽しめちゃう男の女の物語。

いや、彼の映画はいつだって男の視線で作られて
います。男が夢想し、見つめ続ける「女」。
それは、現実の女というよりも男の幻想としての
「女」であることが多い。男はいつだって
女を見続けているのです。なぜなら男は視線で
欲情する動物だからです。
だから彼の映画の登場する女は、現実感がない。
どこか、作り物めいた「虚構の女」という感じが
する。その幻のような虚構の女に惹かれ、追い求め
そんな女の存在を楽しみつづけるのが彼の映画
なんだと思います。

手持ちカメラのゆれる胸元や首まわりの映像は
まさに主観的なゆれる男の目線。
そして、密室的な空間と少ない登場人物で
描かれる彼の映画の空気はやはり濃密。
ラストの明るい日差しも効果的。

肌が触れ合うことのない目線と会話の恋劇は
フランス映画の職人芸として十分楽しめます。

年度: 2004
国: フランス
公開日: 2006年6月10日
この話はあなただけに…。

☆☆☆3

(シ)
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テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

Author:Yasuo K  ( ヒデヨシ)
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映画にまつわる雑文です。
2006年からの映画レビュー。
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