「2つ目の窓」河瀬直美

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奄美大島を舞台に、海と自然の中で抱かれながら暮らす少年・界人と少女・杏子との恋物語。界人を演じた村上虹郎は、映画のなかでも父親役を演じている村上淳と歌手・UAの息子だそうだ。少女役は、吉永淳。二人が裸で泳ぐ海の中のシーがを美しい。杏子の母イタ(松田美由紀)は、ユタ神様と慕われているが病に侵されている。庭にあるガジュマロの木が印象的に描かれる。父親役に杉本哲太。いつもの力の入った演技ではなく、島に暮らす男として力の抜けた感じがいい。常田富士男のとぼけたじいちゃんぶりもいい。ヤギの解体シーンから映画は始まるが、ところどころに感じられる意図的なシーンが少し余計だ。海や木や岩や大地に神々が宿る島。その人間と自然との共生が描かれるのはそれでいいのだけれど、やや図式的、意図的な構成を感じる。少年の性的葛藤も描かれる。母・岬(渡辺真起子)は東京で暮らす父(村上淳)と別居中で、どうやら恋人がいるらしい。オープニングで海に浮かぶ刺青男の死体が発見されるが、母と付き合っていた男らしい。母の性への嫌悪を感じつつ、東京の父親に会いに行く少年。そして、少女との性。死と再生と性と自然の循環。海外で高い評価のある河瀬直美監督だが、僕にはどうも映画がわざとらしく感じてしまう。


製作年:2014年 「Still the water」
製作国:日本・フランス・スペイン合作
配給:アスミック・エース
監督:河瀬直美
プロデューサー:青木竹彦、澤田正道、河瀬直美
脚本:河瀬直美
撮影:山崎裕
照明:太田康裕
録音:阿尾茂毅
美術:井上憲次
音楽:ハシケン
キャス:村上虹郎、吉永淳、杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳、榊英雄、常田富士男

☆☆☆3
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ジャンル : 映画

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Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

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