「本日は、お日柄もよく」原田マハ(徳間文庫)

お日柄

原田マハは最初に『楽園のカンヴァス』を読んで、その圧倒的な面白さに驚いたのだが、その後に読んだ『キネマの神様』にしろ、この『本日は、お日柄もよく』にしろ、そこそこ楽しめるのだが『楽園のカンヴァス』には及ばない気がする。それでも彼女の小説には、何かへの愛が描かれており、その何かへの愛に満ち溢れた魅力的な人物の描写などエンターテインメント小説として十分楽しめる。

『楽園のカンヴァス』では「ルソーへの愛」であり、『キネマの神様』では言うまでもなく「映画愛」。そしてこの『本日は、お日柄もよく』では、「スピーチ愛」である。言葉の力で人を感動させること、人生を変えるほどの力がスピーチにはあること。そして、世界を変えた政界での数々の名スピーチ。オバマ大統領の「Change Yes We Can!」も引き合いに出されるが、この小説でも自民党と民主党がモデルになっている政治スピーチ対決もある。その政治ネタがやや軽すぎる感じがして、ちょっと残念。スピーチライターという仕事を取り上げつつ、政治から結婚披露宴まで、どういう話方をすれば人の心をつかむ事ができるのか、なかなか話し方HOW TOモノとしても勉強になる。

ストーリーはやや単純な図式的な展開でマンガのようでもあるが、そこそこ楽しめる小説になっている。


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テーマ : ブックレビュー
ジャンル : 小説・文学

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非公開コメント

気持ちが高揚しちゃってます!

ちゃんと書き込めていたらいいんですが大丈夫でしょうか?はじめての書き込みなので少し心配です(汗)

あの…Yasuo Kunisada   ( ヒデヨシ)さんの言葉にすごく引き込まれました、私は伝える作業が下手なもので心底羨ましいです!
自然と好きだなと思いました。

本屋さんでたまたま手にとった本がヒットだった時のような感じというのか(上手く言えずすみません)
いまは幸運から見放されてしまっているかのように、泥沼にハマり込んで抜け出せない感じが続いてしまっていて…。

だけどそんな今だからここに来れたのかもしれないで
す。
もし、もし良かったら私の悩み少し聞いてもらえないですか?
プロフィール

Yasuo  K   ( ヒデヨシ)

Author:Yasuo K  ( ヒデヨシ)
札幌でテレビの仕事をしている
オヤジです。
映画にまつわる雑文です。
2006年からの映画レビュー。
それから、本の感想を少し。


twitter 719hideyosi

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